2012年5月8日火曜日

月桃(げっとう)の株分け


月桃の株分けのことつぶやいたら やり方を知りたいとメッセもらったので自己流ですがご紹介します

月桃はもともと沖縄で自生している植物なので手間ヒマ掛からず耐性もあり、かなり雑にやっても元気ですくすく育って増え続けます 東京の気候では陽当りさえ良ければ一年中屋外でも大丈夫 なので株分けも気楽に
 
・株分けのタイミング
鉢が窮屈そうになった時、新芽が伸びて邪魔になって気た時などいつでも(主に自分の都合で) ものの本には4-6月がベストとありますが、耐性が強い植物なので東京では霜が降りることも少ないので冬でも。ま、その場合は根が落ち着くまで室内に置いてあげますけどね
      あちこちに葉が伸びてしまい置き場所に困るようになった例
            鉢の隅からも芽が伸びてもうキチキチです^^;
 
・準備するもの
園芸用ハサミ(活花用より頑丈なもの)、深めの鉢、鉢底石、園芸用土(混合済のでオッケー)、防草(透水)シートまたは鉢底ネット 
ワタシは鉢底石が穴から落ちないように敷く鉢底ネットの代わりに水を通す防草シート使ってます
本来は雑草が生えないよう地面を覆う不織紙ですが、これを鉢底に敷くと下から土が漏れないのでベランダ・ガーデニングにはおすすめです

さて、ここまで準備できたらいざっ

・鉢から抜く
作業する日は水遣りをせず土を乾燥させておく方が抜きやすいです
結構根が張っているので、鉢に沿ってシャベルを回して空間を作りましょう
                  ビックリするほど根が詰まってます

・根を傷つけないようにほぐす 
すっごくデリケートにする必要はありません。ひげ根をある程度取りながら、太い根を切らないよう注意しながらバサバサっとほぐしましょう

・株分け位置を決めて切る
根元の土をざっと払ったら、塊根が繋がっている状態なのがわかります。どちらにも太くて長い根が残っているように連結部分で分けます
複雑に絡んでいる根を切り分け位置で一緒に切ってはいけません。丁寧にほぐしましょう
 注: 今回は撮影用にかなりひげ根と土を落としてますが、こんなに丸裸にしない方がいいですよ^^;
               新しい芽ができていました
若いうちは連結部はさほど大きく硬くないのでシャベルをナイフがわりにしても切れますが、年数経ったものは3センチ程になるので園芸ハサミの方が楽に切れます
             

・植える


浸水シート、鉢底石(土だけでは密度が高すぎるので呼吸・給水のため)、赤玉土があれば中粒なければ腐葉土混じりの土の順に入れ、月桃の根を収めてから位置決め


新芽が伸びる方向を確認して充分なスペースをとりましょう












 片手でこの状態を保ちながら、反対の手で土を入れます
 もともと地表に出ていた部分まで土をかぶせたら鉢を軽く叩いて均し、表面を軽く押さえます。根が表面に出てしまったら土を足して

表面を均すように下から水が流れる位にジョウロで水をかけたら完了です


1鉢をこんな風に分けました。1枚目の写真で右に垂れ下がるようになっていた葉からは新芽が出ていなかったので植替えずに使います


月桃の葉は生ではさほど香りを感じませんが乾燥させて刻むと香菜に似たオリエンタルな香り。防虫、消臭、鎮静効果があるとされ、アロマオイルを抽出したりお茶・手作り化粧品などにも使えます。
ワタシはお手軽に乾燥させた葉をタンスに放り込んで虫除けにしています。


鉢を室内に置くとマイナスイオン発生や消臭などにも役立つすぐれもの
ですが増え続けるのが悩みの種でもあります
貰ってくれる人募集中(笑)




1 件のコメント:

  1. 過去のブログに
    突然コメント失礼いたします。
    月桃の自宅栽培を検討しておりお聞きしたいのですが、
    マンション室内に置くつもりです。
    防虫効果あると言われてますが、沖縄の友人曰く
    『効果ない』等と云ってました。
    虫などついたりしないですか??

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